臨床研究のデジタル化に寄与し、より患者・市民の声に基づく臨床研究や医薬開発へ貢献することを目指して、ePROシステムを無償で提供しています。
※無償提供は、原則として大学等の公的な研究機関に限ります。民間企業の方には別途有償にて提供しております。詳細は右下の「お問い合わせ」ボタンよりお問い合わせください。
患者の声を直接的に入手するPRO(Patient Reported Outcome)は、Patient Centricity / Patient Engagementの一環として世界的に注目されています。
FDA、EMAでは原データの信頼性・品質・完全性・トレーサビリティの確保の観点から原データの電子的な取得を推奨しています。日本国内においても、PMDAへの機構相談の際にePROの利用状況の確認がされるなど、重要性が増してきています。
VAS(Visual Analogue Scale)および選択式のPROの回答に対応(その他も対応可能です)
質問紙は自由に設定が可能です。(利用実績:POMS2日本語版、Appetite VAS(食欲質問紙)日本語版)
Visitごとに異なるPROを計測するプロトコールにも対応
監査証跡を自動保存
効用値尺度(EQ-5D、SF-6D)の自動計算や、EDCとの連携についてもお問い合わせください
端末のキッティング、配送、管理、回収も可能(別途費用)
医療の進歩はめざましく、平均寿命はこれほどまでに伸びました。結果として高齢化率も高まり、誰もが何かしらの疾患を抱えながら生きるのが当たり前になっています。
そんな中、医療の役割も単に「病気を治す」ことだけから「疾患の予防」や「QOL向上」を含むようになってくるでしょう。
そのためか、患者中心(Patient Centricity)の医療・ヘルスケアは、世界的な潮流となっています。
QOLの評価方法としてはPROによる形となり、PROの収集においては適切なePROを用いるのがデータの信頼性の面から望ましい、と世界の規制当局はePROを推奨しています。
一方で、現行のePROは、セットアップ期間や費用面からハードルが高く、小規模な臨床試験で使うことは現実的ではない。結果としてePRO普及の妨げになっていると考えています。
さてITの世界では、SaaS(Software as a Service)と呼ばれる形態でパッケージソフトウェアを提供することで、小規模な場合は無料、中〜大規模でも安価に優れたサービスを利用できることが増えてきています。
我々は、臨床研究の世界にSaaSのモデルを持ち込むことで、臨床研究のDXが進み、より精度高く効率的なものとなると考えています。
そしてひいては科学・医学の発展に寄与できることを目指しています。
合同会社beyondS代表 高橋 翼
Copyrights beyondS,Inc.